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Day 381-390/Day 387

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Day 387Edit



Day 387



PLACE TRANSLATIONS ABOVE THE BAR. THESE ARE THE RAWS, LEAVE THEM HERE UNTIL SOMEONE DOES A REAL TRANSLATION (NOT JUST A GT OR RUSSIAN TRANS). CLICK EXPAND TO VIEW THEM.


 “三百八十七日目”

 【砂城の楼閣】の内部は、まさに迷路だった。

 これまでに無かった異国の城内風な内装が美しい【砂城の楼閣】を構成している砂が流動し、時には壁が生まれ、時には通路が伸び、時には部屋が出現する。

 刻一刻と変化している内部は入った者を惑わせる。下手すれば外に出る事すら困難になりそうだ。


 出現するダンジョンモンスターも変化する内部に合わせてか、正面から攻撃してくるだけでなく、奇襲や隠密に長けた種族も多いようだ。

 幾つか例を挙げると――


 時には砂壁などに擬態して、死角から音も無く攻撃を仕掛けてくる“砂隠れの暗殺者(サンドアサシン)

 普段は普通の床にしか見えない部屋の中心で侵入者を待ち受け、脱出困難な流砂の落とし穴で獲物を捕食する“流砂蟻地獄(リュウサアリジゴク)

 気配も無く天井から落下して、獲物を包み込みながら体内で激しく流動する細かい鉄砂で削り殺す“サンドアイアンスライム”

 一匹一匹は小さく弱いが数え切れない群れで獲物を襲い、体内に潜り込んで繁殖する肉食の“宝石甲虫(スカラベ)

 流動する砂で身体を形成し、身体の何処かにあるコアを壊さない限り再生し続ける“サンドゴーレム”

 一メートル程の大きさながら、眼と眼があった者を【睡眠】させる魔眼を持ち、常に二匹で行動する毒蛇“眠眼毒双蛇(アスプ)


 ――などである。

 確かに強い種族であり、一度に相手する数も多いが、今更な相手ではある。

 そこそこの手応えと共に、俺達はある程度までは一緒に攻略していった。


 【砂城の楼閣】は【神憑者】率いる【守神の腕セクト】が長年攻略を続けている。

 その為、攻略する方法は既に判明していた。


 まず、【砂城の楼閣】は五つのエリアが存在する。

 東西南北の四つに、恐らくはダンジョンボスが座すだろう中央のエリアだ。

 中央のエリアには出入り口が存在し、数百メートルほど進むと巨人でも入れるほど大きな扉を見つける事が出来る。

 立派な装飾が施され、ダンジョンボスがこの先に居ますよ、と言わんばかりの存在感を放つ扉には、四つの窪みが存在する。

 ここに鍵となる何かを嵌める事で扉は開き、ダンジョンボスへの道が出て来るのだろう。

 そして鍵となる何かは、東西南北にそれぞれ存在する特別な大部屋に配置されたエリアボス――階層ボス、フィールドボスの同類――のダンジョンモンスターを討伐する事でドロップするアイテムだ。


 実際に【神憑者】とその部下達が多大な犠牲を払いつつも討ち果たし、一つ埋める事が出来たので、四つ揃える事が出来れば扉は開く事はほぼ間違いない。


 だから俺達は四つの鍵を入手する必要がある訳だが、纏まったまま進んでも面白くないので、東西南北に合わせて四組に分かれてタイムアタックを行う事にした。

 鍵を持って戻って来るだけの単純な内容だが、最下位は首位に従い、叶えられる望みは叶えるという賭けもしているので、皆真剣そのものである。


 組み分けだが、一班は俺と子供達。

 二班はカナ美ちゃんとスペ星さん。

 三班はミノ吉くんと赤髪ショート。

 四班はブラ里さんとアス江ちゃん。

 となっている。


 普段とは少し違う組み合わせだ。

 皆基本的には仲がいいモノの、ずっと同じパートナーというのも面白くないだろう。

 偶には気分転換も兼ねて、違った相手と組むのも悪くない。

 そういう理由から始まった賭けだが、中々良かったのではないだろうか。


 ちなみに【砂城の楼閣】の構造は複雑で、時折致命的な罠が仕掛けられてはいるモノの、それ以外は特に変わった所の無い普通の【神代ダンジョン】だった。

 ただ単純に広いとか、謎を解明しなければならないとか、特殊な条件だったり単純な構造で攻略を難しくしている方が、個人的には厄介だっただろう。



 [エリアボス[砂城の近衛教兵(シャカル・ファレス)シャルク]の討伐に成功しました]

 [初回討伐ボーナスとして宝箱【砂幻の剣棺】が贈られました]



 上半身はヒトで下半身は蠍というエリアボスを倒して手に入れた鍵は、まるで剣のような形をしていた。




Day 386 == Day 387 == Day 388


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