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Day 371-380/Day 375

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Day 375Edit



Day 375



PLACE TRANSLATIONS ABOVE THE BAR. THESE ARE THE RAWS, LEAVE THEM HERE UNTIL SOMEONE DOES A REAL TRANSLATION (NOT JUST A GT OR RUSSIAN TRANS). CLICK EXPAND TO VIEW THEM.


 

 “三百七十五日目”

 波が穏やかで澄んだ青色が特徴的な海域に到達した。


 ここは特殊海域ではないが、潮流が速く、それでいてこれまでのように危険な海洋モンスターがあまりいないようだ。

 その為グランド・レヴィアタンが居た特殊海域ほど豊かでは無いものの、小魚など普段なら餌になる種が多く生息している海域となっている。


 折角なので、アイテムボックスに収納していた魔導船を二隻取り出し、それを使って漁を行う事にした。


 それぞれの魔導船で【豊漁の大網】と言う漁網型マジックアイテムを使用し、引き上げるだけの簡単なお仕事だ。


 本当ならもう少し手間とかが必要だとは思うのだが、【豊漁の大網】には魚類に対して【魅了】効果を発揮するので、適当に展開しておけば後は引っ張るだけで魚が獲れる。

 漁師からすれば何だそれ、と言われそうなマジックアイテムだが、そういうシロモノなのだから仕方あるまい。


 そんな訳でせっせと獲り過ぎないように網を広げた日の夜。


 食事中にカナ美ちゃんに『後で私の部屋に来て』と言われたので、寝泊まりしている部屋――部屋は各自用意しているが、カナ美ちゃんなどと一緒に寝る事が多いので私物置き場のようになっている――に赴いた。


 といっても隣の部屋なので、すぐに到着する。

 ノックをすればすぐに『入って』と言われたので、ドアを開けた。


 そして視界に飛び込んできたのは、まるで宮殿の一室の様な内装の部屋で、薄い生地のドレスを着てソファに腰掛けるカナ美ちゃんが、優雅にワイングラスを傾けている姿だった。

 カナ美ちゃんの姿は扇情的であり、美しいが、俺の意識はワイングラスに注がれた赤い液体に傾けられていた。


 離れていても感じる、その液体に秘められた魔力。酒精を帯びた豊潤な香りに思わず喉が鳴る。

 ワイングラスに視線を固定したまま、呼び出した理由を尋ねると、一緒に飲もうという事らしい。

 それは嬉しい限りなのだが、赤い液体は何だろうか。

 そう思いながら対面に座ると赤い液体の正体を教えてくれた。


 それはカナ美ちゃんが魔帝の血を原材料に製造した鬼酒だった。


 どうやらカナ美ちゃん、前【魔帝】ヒュルトンとの戦闘時に集めた血と自分の血とその他あれこれをブレンドしたらしいのだが、その味は恐るべきモノがある。


 一口飲んだだけ全身を駆け巡る、豊潤な熟成された濃厚で複雑な味わいの衝撃。

 心身が凍てつくような、しかし燃える様な不思議な感覚がする。

 熱いのに冷たい、冷たいのに熱い。カナ美ちゃんとヒュルトンの魔力が混ぜ合わさったそれは両者の良い部分を損なう事無く高め合い、思わず嫉妬するほど纏まっている。


 全く、死んだ後でも良い一撃を入れてくれる。

 ちょっとだけ複雑な思いでグビリグビリと飲み、ついでに飯勇によって予め調理されていた【魔帝料理】を取り出して喰いました。

 ちなみに衣服を剥がれたヒュルトンはヒト型の黒っぽいスライムのような肉体をしていたので、調理されて豆腐のような独特な柔らかさとなっている。



 【能力名(アビリティ)【帝王勅命】のラーニング完了】

 【能力名【召喚術】のラーニング完了】

 【能力名【契約術】のラーニング完了】

 【能力名【異界を観る者】のラーニング完了】

 【能力名【魔界揺蕩う魔帝の僕(ワグレス・クリフォポトス)】のラーニング完了】



 内包していた【神力】の分だけ竜帝肉にすら勝るそれに満足した後は、カナ美ちゃんも頂きました。

 意図的に嫉妬心を刺激したのだから、相応の事も覚悟の上だろうさ。




Day 374 == Day 375 == Day 376


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